熱いぞ!全日本無観客(2)
前回からの続きです
さあ、そしてメインイベントは崩壊してしまった団体、レッスルワンのチャンピオン、芦野祥太郎の登場だ。
全日本参戦以来、無敗のまま三冠王者、諏訪魔に対戦を迫る"超実力者"に
「俺を倒してからにしろ!」
と、待ったを掛けたのは全日本プロレス生え抜きの有望株、青柳優馬!
これも大注目のシングル大一番!
我々家族の下馬評では
「ここは勢いに乗る芦野に軍配が上がりそうだが、青柳にも何とか生え抜きの意地を見せて欲しい!」と、いったところ。
しかし、試合の方は、体格で一回り勝る青柳を寄せ付ける事なく、パワーと技術、試合運びで圧倒した芦野祥太郎の完全勝利!
全日本プロレスファンは、ガッカリです。
その時、飛び出してきたのは、またまた三冠王者"諏訪魔"!!!
「おい、全日本舐めるな!次、無観客で初の三冠タイトル戦、やってやる!」
そしてバックステージでも
「全日本プロレスファンのみんな!よそ者に舐められてストレスたまってるでしょ!
俺がやってやりますよ!暴れ時だ!!」
と、外敵抹殺宣言。
さすが諏訪魔!!
その昔、全日本プロレスに船木誠勝選手が参戦してきた時
「よそ者が格好つけるな!」
とデビュー間もない新人のくせに、格闘団体"パンクラス"の元エースであり、あのヒクソン・グレイシーとも戦った伝説の男に事あるごとにインネンを付け、シングルマッチに持ち込みガチガチのシバき合いを仕掛けて嫌がられた男!!
実際、船木選手自身も後にご本人のYouTubeチャンネルでレスラー生活で、一番やりたくなかった選手、として諏訪魔のことをあげています。ラリアットを顔面に当ててきたり、とにかくムキになって痛い技を仕掛けてくると。
そんな男が今、全日本のリーダーとなり、自団体の若い衆をバタバタ倒して波に乗る外敵とタイトルマッチで大激突だ。
こりゃ、
面白くならないハズがない!!
きたる6月30日!
全日本初の無観客三冠タイトル戦!!
待ちきれない!!!