喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

全日本と新日本、熱さが違う(2)

(前回からの続きです)



イルミネーション・マッチ・・・・



基本的には、チーム対抗で色んな組み合わせの対戦が見られて楽しいのですが、1つ大きな落とし穴があるのです。


それは、

「オーバー・ザ・トップロープ失格」という

""悪法""の存在です。




相手をロープの三段目から場外へ落としてしまえば勝ちというふざけたルール。



ゲームのように勝ちだけを狙えば互いに場外への""落としっこ""になるという、男の戦いとはかけ離れた試合形式になりかねません。



最近も何試合か新日本プロレスでイルミネーションが行われましたが、元々、各ユニットの形骸化で誰がどのチームかも分かりにくい上に、大した遺恨、テーマが無いもんだから

見ていても熱くなれず、


「ああ、やってるな・・・・」


てな感じです。




しかも、フォールやギブアップ決着は皆無で殆どが

「オーバー・ザ・トップロープ」決着です

(^_^;)



今回、全日本で久しぶりに行われたイルミネーション・マッチは、我々の心配をよそに

めちゃくちゃ熱い展開となりました!




まず、裏切られた悲劇の主人公とその助っ人チーム対、悪辣非道な悪役チームという、分かりやすい構造。



次に、試合終了まで


「悪法オーバー・ザ・トップロープ」


が飛び出したのはただの一度きり、しかも


「勝つためには手段を選ばない」


が、身上の極悪ジェイク・リーが

敵の大将、諏訪魔選手を味方共々場外に突き落とすという、意味のあるオーバー・ザ・トップロープの使い方!




上手い!!




あとは全てスリーカウントのフォール勝ちか、ギブアップ決着です。



新日本のような""白々しい""場外同時転落など一切なし、でした!




イルミネーション・マッチをココまで熱く演出するとは!



なかなかやるな、全日本、である!



お客さんも良く分かっていて、今回の大会、早々とチケット全席完売!だったらしいです!




それにしても悔しいのは、またしてもなぶり殺しの目にあった芦野選手と岩本選手です。


残るは3月14日の

芦野、岩本組vsジェイク、児玉組の因縁タッグ対決で雪辱を果たすしかないのですが、ここでもジェイク・リーが



「岩本!コッチに付け!14日が最後通告だ!」


と、不穏な発言!!



考えたくもないが、ここで岩本までもがジェイクの手下となり、手負いの芦野祥太郎が三対一で、またもなぶり殺しにあってしまうのか?!!



こわい!!((( ;゚Д゚)))




しかし見たい!!!




これこそがプロレス!!( ´∀`)



プロレスランキング

×

非ログインユーザーとして返信する