可哀想なオカダカズチカ・・・G1クライマックス公式戦オカダカズチカvs鷹木信吾
前回のブログで「楽しみだ!」と書いたオカダカズチカvs鷹木信吾。
鷹木が魂のプロレスで押しきる事が出来るのか、注目して息子と一緒に観戦。
結論
鷹木の気合いは、オカダに吸収され、気が付いてみれば、オカダのプロレスに嵌め込まれレインメーカーも出させずに、鷹木の失神K.O・・・・
「やっぱりこうか・・・・残念やったね・・・・」
鷹木ファンの私に気を使って、慰めてくれる息子。
しかし私は、スッキリした気持ちになっていました。
「ああ、残念やったけど、これで分かった。レスラーに成るべくしてなったレスラーと、一般的な体格の人間が、努力して、無理して、根性で、無理むっちゃくプロになったレスラーとの差がね」
今の新日本プロレス、棚橋、内藤、飯伏、鷹木、石井、タイチ、サナダ、イービル、鈴木、後藤
皆、180センチあるか、ないかのレスラーばかり。
しかも高齢化が進み、古傷を抱え、バットコンディションの選手も多い。
そこに、オカダカズチカである。
190センチ越えで能力も高く、若くて古傷も無くグッドコンディション。
誰かのセリフではないが、「レベルが違う」のである。
試合はムキになってやらずとも、相手の攻撃を、有り余る体力でいなして持ちこたえ、あとは自分の決まった形に相手をハメていくと、いつも通りに勝てるのである。
可哀想だな、オカダカズチカ。
完全に浮いているよ。
相手がいない、と言ったほうが良いか?
「この俺の相手になるやつが居らんで、不便でふべんでしょうがないのよ!」
と、まさに、前田慶次の心境か。
昔で言うならジャンボ鶴田に近いのか?
しかし、ジャンボには、ブロディがいた。
天龍がいた。
死に物狂いでアタックしてくる三沢ら後輩がいた。
オカダには、誰もいない。ムキになれるライバルがいない。
試合の終盤、お互いがフラフラになったとき、グワッと押し込んで来る事が出来る相手が、
いないのである。
チビッ子相撲の大会に、一人大人が混ざって優勝し、マイクで「勝ったぞー!」とやっても見物人は、シラケて苦笑いでしょ?
チビッ子相撲はチビッ子同士が一生懸命競うから面白い。
そう言うことだと思います。