大好きだったブログ友達の命日
一年前の今日、大好きだったブログ友達がお亡くなりになりました。
私より八歳も若かったのに、心から尊敬できる男でした。
自分の命の時間も把握しているのに、向上心を失わず資格の勉強をしたり、仕事場や友人の事を心配したり、家族に何かを伝えようと力一杯、生きていました。
もし、元気になれば夫婦で高知の私のお店に旅行がてら遊びにきてくれる計画をしていた、と後で奥さんから教えてもらいました。
私はその友達がお亡くなりになるまでの1ヶ月弱、ブログのコメントで沢山お話をしてもらいました。
何度も何度もやり取りをしてもらいました。
お亡くなりになる前日にもコメントを頂きました。
「今日は調子が良い」と、おっしゃって、最後にした外出も私達夫婦の大好きな全日本プロレスの本を書店で
購入してきたといいます。
お亡くなりになる前日、しかも結婚記念日にです。
私は大層落ち込みました。
ブログでコメントやら返信やらをしている人なら分かるでしょうが、ブログのコメント、返信、大変楽しみで嬉しい反面、大変な気力、体力を使うものなのです。
相手のことを思い、慎重に書けば時間もかなり使ってしまいます。
「友達の貴重な時間を沢山奪ってしまった!」
奥さんから「お知らせ」を頂いた時、後悔で首の後ろが"カアー"と熱くなりました。
私なんかと関わらなければ、最後の何週間か、奥さんや家族と10分話せるところが30分、1時間と話せたかもしれない、
外出するにしても、もっと楽しい所に行けたかもしれない。
取り返しのつかないことを、してしまった、と思いました。
幸い、友達の奥さんは本当に優しい人で、何度も「ありがとう」と言ってくれました。
救われた気持ちになりました。
本当にありがとう。
最後に友達が購入して
「重いね、リハビリになる(笑)」と、言っていた四天王プロレスの本をウチの奥さんが欲しがったのでAmazonで購入しました。
「この重さがリハビリ・・・・」と言って本を抱いて奥さんは泣きました。
あれから1年、私達夫婦の中であの人は生きていると思っています。