吉本問題(2)薄給の話は、売れてからしろ!!
自分の所属先が窮地に立たされているというのに、これ幸いと待遇を改善させようとして、おのれの薄給をネットなどで告白している "いい歳こいた若手芸人" が沢山出て来ていますが、
「いい加減にしろ」と、言いたい。
拉致されて強制労働させられている訳でもあるまいし、とっとと辞めれば良いだけの話。
私も三十代半ばで喫茶店を夫婦で始めましたが、10年くらいの間、月収10万円少々の時期が続きました。
(夫婦二人合わせて!一人頭五万円しかも13時間労働、休みは月4日)
これで子供二人を育てていたので、蓄えも底をつき、生活費が足りなくなる月も出てくる訳です。
そうすると、「8月は無休で営業いたします!」とかいう張り紙を貼って
お金を確保できるまで休み無しで働く訳です。
これなら夫婦二人、どこかに勤めた方が余程マシなのですが、それをしなかったのは
"この仕事が好きだった" からです。
上司も部下もいない、仲良し夫婦二人だけの職場。
すべて自分で決められる自由。
学校が終わったらお店に集まってくる子供二人。
その二人に食事やオヤツを与えながらの一家団欒。
それが心地よくて、文句も言わずやってきたんです。
今はお客さんも沢山ついて、
「あの頃はひどかったねぇ」
「良くあんなアホみたいなこと出来てたねぇ」と、笑い話になっている訳です。
今、月収三千円だとか言ってる若手芸人も、好きだからやってるんでしょ?
死んでないのだから、他で何とかやりくりしてるんでしょ?
だったら良いじゃないですか!
ネタにするのは良いけれど、今は笑えない時期でしょ?
現在売れっ子の芸人さんが、
「若い頃の貧乏さは、えげつなかったで!」と言う話は、ああ、それでも頑張ってデカイ家が建てられる現在があるんだな、と、ほっこりしますが、売れてもない芸人が言うと、洒落にもならんし、自分の才能のなさ、努力の足りなさを吹聴している様なもの!
恥ずかしいから今、すぐにでも、やめろ!!
と言いたい。