(前回からの続きです)
イルミネーション・マッチ・・・・
基本的には、チーム対抗で色んな組み合わせの対戦が見られて楽しいのですが、1つ大きな落とし穴があるのです。
それは、
「オーバー・ザ・トップロープ失格」という
""悪法""の存在です。
相手をロープの三段目から場外へ落としてしまえば勝ちというふざけたルール。
ゲームのように勝ちだけを狙えば互いに場外への""落としっこ""になるという、男の戦いとはかけ離れた試合形式になりかねません。
最近も何試合か新日本プロレスでイルミネーションが行われましたが、元々、各ユニットの形骸化で誰がどのチームかも分かりにくい上に、大した遺恨、テーマが無いもんだから
見ていても熱くなれず、
「ああ、やってるな・・・・」
てな感じです。
しかも、フォールやギブアップ決着は皆無で殆どが
「オーバー・ザ・トップロープ」決着です
(^_^;)
今回、全日本で久しぶりに行われたイルミネーション・マッチは、我々の心配をよそに
めちゃくちゃ熱い展開となりました!
まず、裏切られた悲劇の主人公とその助っ人チーム対、悪辣非道な悪役チームという、分かりやすい構造。
次に、試合終了まで
「悪法オーバー・ザ・トップロープ」
が飛び出したのはただの一度きり、しかも
「勝つためには手段を選ばない」
が、身上の極悪ジェイク・リーが
敵の大将、諏訪魔選手を味方共々場外に突き落とすという、意味のあるオーバー・ザ・トップロープの使い方!
上手い!!
あとは全てスリーカウントのフォール勝ちか、ギブアップ決着です。
新日本のような""白々しい""場外同時転落など一切なし、でした!
イルミネーション・マッチをココまで熱く演出するとは!
なかなかやるな、全日本、である!
お客さんも良く分かっていて、今回の大会、早々とチケット全席完売!だったらしいです!
それにしても悔しいのは、またしてもなぶり殺しの目にあった芦野選手と岩本選手です。
残るは3月14日の
芦野、岩本組vsジェイク、児玉組の因縁タッグ対決で雪辱を果たすしかないのですが、ここでもジェイク・リーが
「岩本!コッチに付け!14日が最後通告だ!」
と、不穏な発言!!
考えたくもないが、ここで岩本までもがジェイクの手下となり、手負いの芦野祥太郎が三対一で、またもなぶり殺しにあってしまうのか?!!
こわい!!((( ;゚Д゚)))
しかし見たい!!!
これこそがプロレス!!( ´∀`)