喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

いい加減にしろよ!ジャイアント馬場の悪口言うやつ!

私は、ジャイアント馬場選手が好き過ぎてヒマな時には、奥さんのスマホを取り上げてGoogleで  「馬場つよい」とか、

     「ジャイアント馬場、

      ちょっと良い話」

とかを検索して、ひとり悦に入るのが大の楽しみですが、検索していて驚くのは、馬場選手の悪口を言う人のやり口の汚さです。

しかも、関係のない一般人が憶測で「ネタ」にして、おどけるならまだしも同じ業界の元レスラーが言うのだからタチが悪い。

  

特にジャイアント馬場は、カネにセコかった。という話をする、カブキや谷津。そして天龍源一郎。  あなたたちに大金を掴ませた「メガネスーパー」とは、その後どうなりました? 共倒れしたでしょう?

結局、馬場選手の元を飛び出したレスラーたちは皆、大変な苦労をして嗚呼、馬場さんの元にいるときが一番良かったと、思い知ったはずです。

そりゃそうでしょう!馬場社長はどんなに会社が苦しい時期でも、借金してでも社員、レスラーに給料をきちっと払ってきたのだから

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皆の頑張って稼いだお金を自分のために使い込んだアントニオ猪木とは、大違いなのに

何故か「猪木はキップが良い!馬場は、セコい!」みたいなイメージを付けたがる人がいるんですよね。


結局、自分のところのレスラーを、命あるかぎり最期まできちっと守ったのは、プロレス業界の中ではジャイアント馬場だけなんですよね。それは、奥さんの元子さんの力も大きかったと思います。全日本プロレスに、ややこしい事を仕掛けて来る人たちを、夫婦二人で力を会わせて、やっつけていたのですね。

 そうして、会場ではファンのために、こつこつサービスをする。なんて素敵なご夫婦でしょうか!

そんな二人を悪く言う人たちを、私は許さない。

あなたにとっての世界最強のレスラーは誰ですか?

子供のころの私は、学校ではお調子者でしたが、家に帰ると父親から虐待に近い行為を受けていたので、自分の部屋にこもりきりでした。  良くやっていた遊びは、まず、「ウルトラマン怪獣図鑑」を引っ張り出す訳です。

そして、1ページごとに何体か載っている怪獣でチームを作り「ページ対抗勝ち抜き戦」を開催するのです。 だいたい勝ち上がってくるのは、ウルトラマンやウルトラセブンが戦って負けた、もしくは自力で倒せなかった又は、ヒドイ目にあわされた怪獣、ゼットンやキングジョー、エースキラーやテンペラー星人の載っているページのチームです。想像の世界での「夢の対決」が繰り広げられる訳です。


ある時、良い感じのプロレスラー図鑑(名鑑?)が手に入り早速レスラー盤「ページ対抗勝ち抜き戦」を開催してみることに。


ここでの「ゼットン」「キングジョー」のランクに入るのは、ブロディ、ハンセン、アンドレ、ホーガン。


それに続くのは、ブッチャー、レイス、ファンクス、ロビンソン、ボック、バックランド

でしょうか。

(何年か後に、ゴディ、ウィリアムス、ベイダー、ハシミコフ、ノートンなども)


散々「夢の対決」が繰り広げられた挙げ句、最後はだいたい

  ボロボロになりながらも

     「ジャイアント馬場チーム」

   の優勝!!   でした。

同じページにジャンボ鶴田、天龍源一郎が

いたのも大きかったのですが、やはりプロレスファンの妄想なので、最後は自分の理想的な結果になりました。


(アンドレはハンセンとブロディが潰して、そのブロディを馬場がジャンピング.ネックブリーカーで葬り去る)


さて、皆さんの世界最強と思うレスラーは、どの選手ですか? 私は馬場ファンなので

「ジャイアント馬場!」と、言いたいところですが、プロレス技の中でも最高の威力と思う「キングコング.ニードロップ」を持っている ブルーザー.ブロディではないか?と思っています。(もしくはライバルのジャンボ鶴田!)

馬場元子さんとの想い出

元子さんとは、よくお話ししましたし、たまに怒られもしました。


そうはいっても私は元子さんと知り合いでも、ましてや親戚でもありません。


そう、私の世代の全日本プロレスファンならば、お分かりでしょう。会場の売店でのグッズ販売です。 そこには馬場選手と元子さんが必ず揃って出てくれてお客さんとふれ合ってくれていました。


全日本プロレスほどの大きな会社の社長(会長)とその奥さんがサインをしてくれて手渡しでグッズを売ってくれるなんて、今では考えられないです。


私はとにかくこの時間が大好きで、試合が始まるまでこの場所にへばりついていました。


もちろんグッズも買いました!パンフレット、Tシャツ、バスタオル、この日のために貯めておいたお年玉で買えるだけ買いました。


ある時は、予測してなかった「創立10周年記念テレカ」を見つけてしまい、馬場選手のテレカにしようか、サンマルチノのテレカにしようか、(予算オーバーで、どちらかしか買えない!)迷って固まってしまい、元子さんに 「後ろの人が買えないから、買い終わった人は向こうにいってね!」と、怒られた事もありました。💧


一番の想い出は、私が18歳で就職した滋賀県の会社の部長がプロレスファンで、私を全日本プロレス長浜大会に連れていってくれたときの事、元横綱の輪島、ロード.ウォーリアーズが滋賀県初見参で会場はお客さんであふれかえっていました。


いつものように売店にへばり付くと、稽古を終えた馬場選手がタイツ姿で現れてくれました。


すぐさま若手選手が、御大の体を冷やさぬようにとバスタオルを肩に掛けました。


その時、私は咄嗟に目の前にいた元子さんに向かって

  「元子さん!あのバスタオルを僕に売ってください!」

と言ってしまいました!


馬場さんを、好きなあまりになんとも無礼なお願いをしてしまい、一瞬「しまった!」と思いましたが、

元子さんは「えっ!?」と言って両手を口に当て、少しのけぞって驚いた顔をした後、


「お願いしてみるね」と言ってくれました。

元子さんから耳打ちされた馬場選手は、ゆっくり頷いてバスタオルにサインをしてくれました。


「はい、どうぞ!」と優しくタオルを手渡してくれたあの笑顔が今でも忘れられません。



元子さんの事を、「女帝」だとか「恐い人」だとか言う人もいますが、全日本プロレス、馬場選手が大好きな私たちファンには、本当に優しい人でした。


心から、ご冥福を祈ります。