ただいま、日本のプロレス界
『中止』『延期』『無観客』
の三重苦で、どうにもなりません。
更に新日本プロレスのクラスター騒ぎで、完全に"死に体"である。
良いニュースは、「イケメン二郎」が米国WWEで見事デビュー!観客の反応も上々だったこと位ですか。
プロレス配信も滞りがちな昨今、やはり頼りになるのはYouTubeの懐かしプロレス動画ですね!(´∇`)
いや、見れば見るほど素晴らしいのは、昔の名レスラーの試合運び!
お客さんに見せる角度、歩幅、盛り上げるタイミング等が完全にパッケージされており、本当に気持ち良く見ていられるのです。
飽きっぽい人からすれば、やれ、「マンネリ」だ、「テンプレ」だと、文句も出てきそうですが、
「このレスラーのあの技、形が
いつ出るのか?」
「出た!出ました!!」(´∇`)
または、「おや?この不穏さは、いつもと違うぞ!」Σ(゜Д゜)
「これはハプニングだ!!レアなパターンだ!!」(´∇`)
てな具合に通のファンは楽しんだわけです。
さて、今回、古い試合を見ていて
特に良いな〜〜と思ったのが、
『ドロップキック』なんです。
現代の使い手で、代表的な選手はオカダ選手、サナダ選手、飯伏選手等でしょうが、彼らのドロップキックは
『ドロップキックを打つためのドロップキック』(?)みたいな感じがするんです。
昔の名手は、試合の流れの中で
「ふわっ」と出すんですよね。
ふわっ、そして、カツーン!である。
オカダ選手のドロップキックは、確かに高く舞い上がり、強烈に胸板にヒット、相手選手は何メートルかぶっ飛びますが、ただ、それだけのコト。
別にタックルでもラリアットでもかまわない、ドロップキック特有のダメージ効果があるわけではない。
ミル・マスカラスのドロップキックは、相手の視界から、"すっ"と消え、斜め下から鎖骨もしくは顎を突き上げるように、
『カツーン』である。
全て試合の中に溶け込む感じで。
昔のレスラー達は、"たしなみ"のように、マスターしていたらしく、普段あまり使わない
""ハーリー・レイス""
や、""ディック・マードック""
等も忘れた頃に、
「ふわっ!カツーン」
と、出していました。
力の抜けた、良いドロップキックでした。
オカダ選手の力任せのドロップキックとは、ずいぶん違います。
あと、日本人ならジャンボ鶴田選手!
これはどちらかと言うと「力任せ」に近かったですが、凄い所は、その威力!!!
恐ろしい勢いで相手の顔の辺りまで水平に飛んでおいて、両足を屈伸して、弓を引くようにパーンと伸ばし、一番伸びきって勢いが付いた爪先が相手のアゴを撃ち抜くのです。
こりゃキツイ!!
しかも、師匠のジャイアント馬場選手に打つんですよ?!!
どんだけ飛んでんだ!!Σ(´□`;)
後のインタビューで馬場選手、「あれで何分間か、記憶が飛んでいた」と語っていました。
YouTubeの動画にも初対決の時と、別の試合の計二発が残っていますが、ホントに恐ろしい!
あれはタックルでも、ラリアットでも出せないドロップキック特有の衝撃ですよ!!!
アゴをえぐりとる、カミソリのような一発!
オカダカズチカ選手のファンにも、是非、見てもらいたい!!!
(´∇`)
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