10・14両国オカダvsサナダと、プロレスライバル論
オカダカズチカは
「サナダ!同年代のライバルになるよう、オレの所まで上がってこい!熱い闘いを演じてプロレス界を盛り上げようじゃないか!」
というようなことを常々言っています。
まるで"少年スポーツマンガ"のセリフ。
本当のライバルとは、
「なんでアイツの方がオレより脚光をあびてるんだ!!」
「アイツさえ、いなければ!!」
「アイツを消し去ってやる!!」
という"恨み、妬み"を伴った感情のぶつかり合い、そうして何度も熱い闘いを演じ、その中から生まれる不思議な友情。
そういうものだと思います。
新日本プロレス史上、最高のライバルストーリー、「名勝負数え歌」
藤波vs長州こそがそれであり、観るものすべてを魅了しました。
すでにかなりの回数をこなした
""オカダvsサナダ戦""
ですが、30年後
「あの闘いは、凄かった、心を打たれた!」
と、思い出を熱く語るプロレスファンは何人いるのか?
試合に負けて、涙を流したサナダ選手。
貴方は長州力が藤波、そして猪木に
「お前の首をかっ切ってやる!!!」
と、吠えながら向かっていった
フラストレーション、怒りを含んだ気合いがありましたか?
何年間も準備して、東京オリンピックの代表の座をライバルに奪われ、涙を流した柔道やレスリングの選手程の悔しさ、無念さが、ありましたか?
ごめんなさい
どうしても貴方たちのライバルストーリーや流した涙には、私は感情移入できません。
泣いたサナダが退場してすぐ、
オカダカズチカがマイクで
「次はドームだ!出て来い、飯伏!!」
それではねぇ・・・・