喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

ジャイアント馬場は、強かった?(3)

(前回からの続きです)




リングに上がってくれるだけで良い

試合の勝ち負けなど、どうでも良いから無理だけはしないでほしいと、ファンから温かく見守られていた馬場選手でしたが、


しかし、そんな晩年にも一年に1~2回、若いメインイベンター達との大一番では、観客、対戦相手を


「あっ!!」


と驚かすスピード、パワーを出してきて


「なんだ!まだまだやれるじゃないか!!」


と、私達ファンを大喜びさせるのです。


(まさに馬場ファンにとって、年二回のボーナスです)



さあ、こうして時代時代で考えてみても、馬場選手が偉大なプロレスラーだったことは間違いありません。

強いか弱いかの答えは


〃全盛期は最強に近かった。そして、衰えてからも、どんな相手とも試合を成立させる実力をキープしていた〃


と、いうところでしょうか。


また、昨今はミスター高橋レフェリーの暴露本などで、プロレスの仕組みが解き明かされています。

なのでプロレスが強い、弱いと言う議論も

あまり意味の無い事になりつつあり、それよりも"上手いか下手か"のほうが、重要視されています。


暴露本の著者であるミスター高橋さんは、


「他団体ながら、馬場さんは本当にプロレスが上手かった!一度で良いから馬場さんの試合を裁いてみたかった、それだけが心残りだ」


というようなことを著書に綴っています。


なんの利害関係もない他団体の、今は引退したレフェリー兼ブッカーの高橋さんのこの話が、すべての答えのような気がします。

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