喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

野村直矢とクシダ!帰ってきた男達

全日本プロレスと新日本プロレスに時を同じくして帰ってきた男達がいる。


野村直矢選手

クシダ選手

です。


野村直矢!待ってました!である。


現代のプロレスラーの中でも一番『殺気』を持っている男。

全盛期の長州と川田を足したようなプロレスラーだと思う。


いずれは全日本プロレス、いや、日本プロレス界を背負って立つ男・・・・と応援していたのですが、大きな怪我をしてしまい、二年以上の欠場に。


「いつになったら帰ってくるんだ!」


と、ヤキモキしていると、全日本プロレス退団、更にはプロレス界からの引退!が発表されました。


「なんてコトだ!!」


ケジメの引退試合、青柳優馬とのシングルマッチを見ながら嘆いたものでした。


しかし!その少し後に、名もない小さなプロレス団体でシレーっとレスラー復帰??


なんだそりゃ?!!!である。


プロレス辞めるっていってたやん!!

復帰するなら全日本でしてくれよ!!

余程、全日本プロレスが嫌だったのか?


そして今回の全日本プロレス復帰劇~~


「こ、これは・・・」


元来、全日本プロレスのファンはピュアな性格の人が多く、こんなのは受け入れられにくい。当の私もその一人・・・・


なのだが!「野村ならば、仕方ない!!」

(´∇`)(´∇`)(´∇`)


惚れた弱みだ!

許してつかわす(´∇`)(´∇`)(´∇`)


みんなもそうだろ!??


そうだったら、そうだ!(。>д<)



しかし!そうでない男が一人!!


「全日本復帰するならオレが潰す!絶対に認めない!」


「変な辞めかたした奴が、今さらノコノコ出て来やがって。

お前がいない間、こっちは団体を支えて頑張ってたんだ!!」


そう主張するのは全日本の新鋭、大森北斗である。

大先輩の野村に向かってテレビ、SNSを使ってマジギレ。


これだけは、見にゃいかん!!

家族で楽しみにしていた野村直矢復帰戦!


鬼と化した後輩大森、入場時の野村を花道で襲います。

何度も何度も打撃を加え、長い間場外で暴れる大森。何かを叫んでいる!


「ゴングは鳴らすな!」

「リングには上げるか!」


おお!裏切り者は全日本のリングにはあがらせない、場外で制裁してやる!という意気込みを叫んでいる!


これには大森の覚悟を感じた!しかし、しかしである!

相手はあの""野村直矢""だ!!


一方的にやられていたハズが、息を整えることもなく""ダンッ!""と、殺人タックル!!


真後ろに5メートルほど吹っ飛ばされる大森!


家族の誰かが叫んだ。


「交通事故だ!!」Σ(゜Д゜)


難なくリングインした野村直矢は、息も絶え絶えの大森北斗の技を全て受け切った後に、豪快に瞬殺!


「こんなやつは相手じゃない!宮原!ジェイク!上の奴らを全員潰してやるからな!」


なんと気合いの入った表情か。


久しぶりに痺れる試合を見た。


これからの全日本は野村直矢に任せたい。

本当に楽しみである!


(次回に続きます)



プロレスランキング

底力見せた!棚橋弘至と新日本!

「今日は全日本プロレス後楽園大会の後日配信と、新日本プロレスのビックマッチ、大阪大会があると!」(´∇`)



おお、久しぶりにウチの奥さんがプロレスの話題を!!


閉店の後片付けや、手続きが忙しく

奥さんも私も疲れがピークに達してしまい、

最近めっきりプロレスをみてなかったのですが・・・・


よし、今日は久しぶりに家族四人でプロレス観戦だ!!



まずは全日本プロレス。


奥さんイチオシの宮原健斗が、犬猿の仲の諏訪魔、鈴木みのるとチームを作り、記念試合をやるという。


ムチャである。三人供がいがみ合って試合が成立するわけもない!


案の定、味方同士で罵声が飛び交い、諏訪魔に至ってはチームメイトの宮原を場外で椅子でめった打ち!!?


最後は鈴木、諏訪魔が大喧嘩しながら帰って行ってしまい、一人残った現三冠王者の宮原が三対一でやられてしまい、ノックアウトのピンフォール負け!




なんだこりゃー!(´∇`)(´∇`)(´∇`)


家族で笑った笑った!こんなハチャメチャなプロレスは初めてだ!





さあ!今度は新日本・・・・しかし時刻は午後11時をまわっている。


長男は明日仕事なので、見たい試合以外はスキップして、結果の所だけみるか、ということになりました。


しかし「見たい試合」もなにも、最近プロレスから離れていたしばいぬ家、どんな試合が組まれているかも知りません。


若手の試合を飛ばしていると、私が大好きなジェフ・コブが、オーカーンと一緒に登場。


「おお!タッグタイトルマッチか!こりゃ最初から見にゃいかん!」


大激戦をジェフ・コブが制してタイトル奪取だ!

ああ、最高!面白かったなぁーーと言いつつ早送りを再開すると・・・・画面に長男の大好きな棚橋弘至が!



「いかん!お父さん!今日は棚橋のタイトル挑戦者決定戦があるんやった!」



長男の話によると、アメリカの団体のタイトル挑戦権をかけて、棚橋と後藤がやるらしい。これも最初から見にゃいかん!



実はウチの次男も棚橋が大好き!兄弟で応援していたのだが・・・・これが棚橋、メチャクチャ技のキレが良い!


「おお!スリング・ブレイドの切れ味が若い頃みたいだ!!」


「おお!ハイフライフローも10年前の躍動感や!!」


皆で大盛り上がりである。


それもそのはず、棚橋のカラダはいつもより仕上がっており、スピード、気迫もまるで全盛期のよう。


「お父さん、棚橋は前々回のシリーズ終わりからオフに入り、前シリーズはジュニアの祭典だったので、これまた休めた。コレが勝因よ!」


成る程!見た目は若いが、四十をとうに過ぎている棚橋。強行軍のシリーズに若い奴らと同行していては、カラダに負担が掛かりすぎ、動きが悪くなるのは当たり前。


そうか!しっかり休養を取らせたならば、まだまだ若いモンには負けやせん、ということか!


さすがは棚橋、底力あるな、良いもん見たなと、早送りを再開・・・・


すると・・・・


ん!これまたしばいぬ家全員が大好きな鷹木信悟とタイチが面白そうな試合やっとる!!


なんとルールは10分間で相手から、何回フォールカウントが取れるかを競うやつだという。これも面白そう!!

最初からみようや!



結果は鷹木が11カウント、タイチが10カウントをとり、辛くも鷹木の勝利!



おお、何だかんだでもう12時をまわった!!



くそーー!新日本プロレス!面白ろすぎるやろ!スキップしたくても、出来やしない!!


棚橋同様、底力を見たわ!!


新日本プロレス、こりゃ、面白い!!




さあ、メインイベントはオカダカズチカとジェイ・ホワイトのタイトルマッチだ。


ウチの家族はこの二人が大嫌い。

どうせいつもの試合でオカダが勝つだろう。


やっと眠れるわい・・・・

早送りじゃ。




(。>д<)

「待って、待って!!お父さん!!オカダが負けとる!!」




なにーーーー!!Σ(゜Д゜)Σ(゜Д゜)!!


巻き戻せーーー!!!(# ゜Д゜)




しばいぬ家の夜はふけてゆく・・・・




プロレスランキング

本日、最終営業日!

本日、我がカフェの最終営業日です。


長男は有給休暇をとってくれてます。

次男は宮崎から帰って来てくれてます。


「どうしてもお店の最後に立ち会いたい!」


と、言うのです。


18年間で始めての家族全員での営業だ。


いつもの二倍の人員で、準備万端お客さんを迎えたのですが・・・・


「サラダもスープもご飯も足らん!!」


「ウォーターグラスはよ洗え!」

なんと朝イチから""押すな押すな""の大盛況!


こりゃいかん!閉店日なめとったわー!!


こうなってくるとランチの仕込みが

押してくる!!

悪いことに本日のランチは手間隙かかる


「手ごねハンバーグのビーフシチュー煮込み」である。

ヤバイ!と思った時には遅かった!

日産自動車さん御一行、

農協さん御一行が

一緒に重なった!

「ランチ全部で九つ!」


そこに電話で「持ち帰り五つお願い」


ひーー!清掃業のおばちゃん!持ち帰りは11時までに電話してくれるって約束だったじゃん!


ハンバーグは、どんどん焼くが

お客さんはそれを上回るスピードで増えていき、ついには30席が満席に!!


うう!なんと悲しいことに、18年間欠かさず来ていただいた一番の常連さんが席に座れず諦めて帰っていった!

なんてコトだ!よりによって最後の日に!

メニューもあの人の大好物なのに・・・・


近所のスーパーに勤めていて、昼休みのご来店なので時間的にムリと悟ったのでしょう。


次男が

「凄く悲しそうな顔をしてお店を写真にとって出ていったで・・・・」


と、教えてくれました(´Д`)


子供二人もご飯をよそったり、盛り付けをしたりで大活躍ですが


「こんなに忙しいん?!!」


「いつもは二人でようやるわ!」


と、慌てるやら、呆れるやら!


ふ、ふ、ふ、父さんと母さんは ねぇ

これを18年間やってきたのだよ。


しかも、どのお客さんも帰る間際に口々に感謝とねぎらいの言葉をかけてくれます。

なかには大きな花束を下さるお客さんも!

ウチの奥さん、嬉し泣きで呼吸困難に!!





全てが終わって、看板をたたむと、知り合いの農家のトラックが・・・・


椅子を全て引き取ってくれるのです。

(捨てに行かずに済んで、本当に助かった)


息子たちが小学生の時に一緒に買いにいった椅子・・・・皆で運んで、去っていくトラックを窓から(二階)見ながら


長男が

「ああ!!本当に辞めるんや・・・・」

と、悲しそうに呟きました。


「でも、こんなにお客さんに愛されたお店ないで!」

と、次男。


そして口々に

「また、いつか家族でやりたい!」


と、言ってくれました。


そんなに甘いモノではないが、夢として心に置いておく位はいいだろう。(´∇`)



それからも、子供達は夜まで片付けを手伝ってくれた。


最後にみんなでハンバーグを食べた。




宇宙一の家族だと思う。