喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

「あっ!あぶない!!」(1)

昨日、息子と二人で新日本プロレスの配信サービスの「タイガーマスクVSオスプレイ」

を観戦していると、タイガーのツームストン.パイルドライバーを食らったオスプレイが場外に転げ落ち、タダゴトではない表情で「グァー!!」と唸ってしまいました。

 「あっ!あぶないな!」

と思いましたが、試合はそのまま続行。しきりに首を押さえて苦しそうに試合を続けるオスプレイ、ついには串刺し攻撃を狙って対角線のコーナーポストに自ら走って背中をぶつけた瞬間、悲鳴をあげてうずくまる事態に。

これを見たプロレスファン歴2年の息子も

 「お父さん!こらイカンろう!?」

と、オスプレイのことを心配して大声をだしました。

タイガーもやりにくそうです。しきりにレフェリーにチェックを促します。


「レフェリー、試合を止めてくれ!」


そう願いましたが、オスプレイ本人が「やれる」と、意思表示したのでしょう

そのまま二人の攻防は続けられ最後は、やや唐突にオスプレイの必殺技が決まりフィニッシュ。

試合は終わりましたが、勝った方のオスプレイは首を押さえて、いつまでも立ち上がる事が出来ません。


うーん......「スーパーjr」の公式戦だったので、星勘定の事を考えてオスプレイに負けさせる事は出来なかった...............訳ではないだろうけど、

もし大きな事故にでもなったら「スーパーJr 」どころではなくなります。


昭和の新日本プロレスでは、危険な技が繰り出され、レスラーが受け身をとりそこなったり、変な形でダウンしたりすると、放送席の山本小鉄さんが

  「あぶない!!」と叫び

時には「ちょっと待ってください!」

と言い残し解説を、ほっぽりだして

リングに飛び込むこともありました。


現在、小鉄さんがご存命ならば、毎試合   「あっ!あぶない!!」と

叫ぶのではないでしょうか?

リングの安全性がアップし、レスラーも小型化した現代プロレスではありますが、仕掛ける技のえげつなさは格段にアップしています。


そこで、五十才を越えたオールド.ファンの私から若い、現在のプロレスブームを支えてくれているファンの皆さんに、どうしても教えて欲しい質問があります。


目を覆うような、レスラーの未来をも奪いかねない危険な技が必要ですか?


だって、あなたたちは、私の若い頃と違ってプロレスの仕組みを、知っているのでしょう?

ほとんどの人がプロレスは、ガチだとは思っていないんでしょう?


だったらW WEのように、頭から落とす投げ技を禁じ手にして、加減のしやすい「スタナー」や「ロックボトム」

「コード.ブレイカー」等を大事に使って行けば良いんじゃないのですか?


レスラーの方たちにも聞きたい。

ファンの大半が

「どっちが勝つかは、会社の都合で

 最初から決められている」


と思っている、プロレスは真剣勝負だと言う人がアホ呼ばわりされる今の時代に、何故そうも危険をかえりみない試合を繰り返すのですか?


これでは、人間が落ちてはいけない角度で頭から突っ込んでいく残酷ショーにプロレスがなってしまいます。


(次回に続きます)



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