メイ社長へ「レスラーはコカ・コーラやミニカーではありません」
新日本プロレスのハロルド・メイ社長。
Twitterのコラムなどで日本のプロレスファンには、耳あたりの良い言葉を並べ立てていますが、あんまり信用できないなあ~。
肝心の所属レスラー
とは、あまり上手くいっているようにも見えないし、我々日本のファンも、大事に扱われているとも思えません。
先ずはレスラーたちの不安や不満を取り除き、充実したファイトをしてもらう。
そして我々ファンが納得するマッチメークをして喜んでもらう、といった肝心なところが疎かになっていては、いくら口で上手いこと言っても説得力がありません。
メイ社長は昔からのプロレス好きで、ファンの気持ちも良く理解しているように自らおっしゃっていますが、レスラーやファンの心理をしっかり押さえているということに関しては、ライバル団体のWWE の方が数段上でしょ!
何代にもわたってのプロモーターであり、プロレスラーも経験しているマクマホン家、そしてプロレスの達人、トリプルH。
日本のプロレスファンから見ると、
何か、突拍子もないことばかりしているイメージのWWE ですが、実際に舵を握っているのはプロレス畑の人達なのです。(今の新日本とは大違い)
日本コカ・コーラやタカラトミーの収益をV字回復させて名を上げた、メイ社長ですが、レスラーは
ベルトコンベアーで流れてくる商品とは違います。
だいたい、新日本プロレスを世界的にメジャーにして、人気、収益でもWWE に迫ろうという考え方自体が間違っている気がします。
新日本プロレスはWWE のようにはなれません。控え室や社長室、近隣のバー等に中継カメラが入りレスラー同士のイザコザの寸劇を会場のモニターに映し出す。
痴情のもつれで取っ組み合いをする女子プロレスラーや女子マネージャーのモザイクが入った映像、果ては社長のクルマに生コンを流し込んで破壊なんてのも世界中に中継!
そんな新日本プロレスを見たいファンがいますか?世界に打って出ないと人気、収益が頭打ち、と言いますが
どんなビジネスにも「適正利潤」というものがあります。
昔の「首都圏満員記録更新中」の頃の馬場全日本プロレスは、レスラーたちの収入も安定していたし、封筒が立つほどの臨時ボーナスも何回も出ていたらしいです。
レスラーは安心してプロレスに打ち込み、ファンも幸せでした。そこら辺を目指してはダメですか?また、それくらいが「プロレスというビジネスの適正利潤」ではないでしょうか?