サッカーは八百長?
野球ファンの友達が怒っています。
「なんだ!あの日本VS ポーランド戦!八百長やないか!」
サッカーのワールドカップ、パスまわしに終始して勝ちに行かなかった日本と、それに付き合ったポーランドの試合を見ての暴言です。
「あほう!真剣勝負やから、ああなったのやろうが! 八百長なら、もっと上手にやるわ!」
と、プロレスファンの私。
「サッカーはプロレスと違って八百長をやりなれてないから、あんなに不細工な試合になったんじゃ!」
と、友達。
オイオイ!我々プロレスファンにまでとばっちりが!
「コラコラ!プロレスは八百長じゃないぞ!」
「ハア?プロレスなんか、ヘッドバットを鼻に入れたり、ボディースラムを首から落としたりすれば一発で相手を倒せるのに、手加減してやってるじゃん!」と、怖いことを言い出す友達。
「そんな事したら、怪我するだろ!」と、私。
「でも、それが真剣勝負だろ!?」
・・・・・・もう、話しになりません。
野生の動物の世界にも、同じ種族の戦いはありますが、殺しあいや、相手に致命傷を与える様な戦いは、滅多にやりません。
オオトカゲなども、縄張り争いで戦うときは、お腹で押し合ってまるで相撲の様な戦い方をします。
彼らは鋭い爪も、毒のあるキバも持っているのに使おうとはしません。そんな事をすれば
種族の滅亡を招きかねない事態になると知っているのでしょう。
それでもちゃんと勝敗は決します。
そういう映像を見て「八百長だ!」と言う人はいないでしょう。むしろ、「動物なのに、理性があるねぇ、ちゃんとルールがあるんだね」と感心するのではないでしょうか?
なのに人間が、加減をしながら戦うと何故
「八百長だ!」と言うのでしょうか?!
(次回に続きます)