どうして来ちゃたの?謎の来日外人レスラー(2)
このラリーヘニングというレスラー、後の人気レスラー "ミスターパーフェクト"
カート.ヘニングの父親で
御本人も若い頃はアメリカでは、大変有名な名レスラーだったらしいですが、初めて見る子供の頃の私には(白いヒゲモジャのお爺ちゃん)にしか見えません。
暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」
に、超大物ハーリー.レイスのパートナーとしての来日でしたが、当時、ジャイアント馬場の最大のライバルだったレイスのパートナーとしては、余りにもパっとせず
「これじゃあ優勝できるわけない!」
と、レイスの事も大好きだった私はガッカリしてしまいました。
心配したとおり、お腹の出っ張っているヘニングの動きは鈍重で、とてもレイスのパートナーが務まる様には見えません。
公式戦の方は勝ったり負けたりで、やはり優勝戦線には残れませんでしたが、
優勝候補の一角
ブルーザー.ブロディ
ジミー.スヌーカ 組
との公式戦で
この老兵が意地を見せます!!!
ブルーザー.ブロディは言わずと知れたパワーと破壊力を誇る「超獣」。
パートナーのジミー.スヌーカも、物凄い飛距離のボディ.プレスで対戦相手を圧殺する
「飛獣」と呼ばれていました
対するハーリー.レイスも、その美しくも激しい攻撃スタイルから
「美獣」の異名をとります。
この三匹の「獣」に囲まれた
"お爺ちゃん"ラリー.ヘニング"
ここは、
なす術もなくヘニングが白星献上か.................................と、思いきや、
若さでガンガン攻めてくる
ブロディ、スヌーカに一歩も引かず
それどころか、"サザエの様なゲンコツ"を
振り回しながら、蒸気機関車のように突進して
「若造!ケンカってのは、こうやるんだ!」
と、言わんばかりの大暴れ!!!
(次回に続きます)