ぴょんぴょん飛ぶレスラー、嫌い!
今のプロレス、物凄い空中殺法(死語?)を使うレスラーが多いですが
技を食らうレスラーとの呼吸が合わないと成功しない様な気がして、観戦していて違和感を感じてしまいます。
佐山タイガー、三沢、マスカラス、ライガーなど、昔のレスラーにも空中技を使う選手はいましたが、皆、「攻撃の為に飛ぶ」でした。いまのハイフライヤーたちは、「飛ぶ為に飛ぶ」です。 カッコ良く飛んでしまえば、それで良い、相手より自分の方がダメージ大でも、観客が盛り上がれば良い、という考え方かもしれません。
やはりプロレスは、レスリングをジックリ見せるか、ケンカの様な迫力のある攻防を見せるのが基本だと思います。(ジャイアント馬場も、プロレスの原点はケンカと言っていました)
そういう意味で、内藤哲也VS クリス.ジェリコのインターコンチ戦は、面白かったなぁ! 昭和の雰囲気のある大迫力の試合でした!相手と息を合わせて技を成立させる様な場面もなかったし、無茶な飛び技も出ませんが、見る者をグイグイ引き付けるプロレスでした。
とにかく、無意味な空中技がとびだす試合はキライです!
YouTubeで初代タイガーの試合を見てください、ココ!という時しか飛びません。しかし、動きと動きの間、つながりが本当になめらかで美しい、芸術品のような試合になっています。
現在のハイフライヤーたちの、「芸術品のような飛び技が出る、普通の試合」とは、一味違っています。