プロレスの滅亡(2)
前回はプロレスについて、絶望的な記事を書きました。
「こんな時こそ、ファンならプロレスを前向きに応援するべきではないのか?!」と、呆れた読者もいらっしゃると思います。
しかし、ダメなものはダメ、ムリなものはムリ、である。
そもそもプロレスとは、サーカスや旅の一座、村祭りにテレビが付いて発展したような大衆娯楽。
ドーム二連戦や、世界戦略などを狙う""マネーゲーム"" の材料ではない。
そう考えると馬場全日本は凄かった。
プロレスの適正利潤をわきまえて、四天王ブームの時代も単独ドーム進出などしなかったし、海外へ出向いても、ゲストとして興行を盛り上げ、その土地のプロモーターやファンを喜ばせる。興行戦争など仕掛けない、もちつ、もたれつ、である。
とにかく、プロレスは経済とともに崩壊し、いちから出直しだ。
くしくも先日、世界最大のプロレス団体、WWEがレスラー、レフェリー、コーチ、スタッフなど100名以上の解雇を発表しました。
これは、ただ事ではない!
まあ米国、いや全世界でもしばらく興行は打てそうにないのだから、やむ無しか。
そのWWEに追い付け追い越せで、米国進出に巨額の投資をしていた新日本プロレス。
親会社のブシロードはプロレスを
「利益を産み出すコンテンツ」
の1つとしか見ていないフシがあった。
プロレスは
""カードゲーム""や
""スマホゲームアプリ""ではない!