喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

出川哲郎とジャイアント馬場(2)

(前回からの続き)


我らが馬場選手は、メインイベント、セミファイナルを若いジャンボ鶴田や天龍源一郎、三沢や小橋に譲り、前座でベテランや新人レスラーと一緒にお客さんを楽しませる「お笑い」に近いプロレスをはじめました。


そして、コミカルなCM やバラエティー番組、クイズ番組等にも出始めます。


特にクイズ番組では、浮世離れした解答を連発し、伝説を作ります。(これは、後のクイズヘキサゴン等のお馬鹿解答の元祖みたいなものでした)


色んな番組で馬場選手を見る事ができて、大ファンの私は嬉しくなりました。

馬場選手の悪口を言う人も、もういません。  「馬場っ!」と呼び捨てにするプロレスファンもいなくなり、みんなが「馬場さん」「馬場さん!」と

(さん付け)で呼んでくれます。


しかし、そのうち私は物凄く寂しくなりました。

「プロレスラーとして、一線では無くなった、現役として馬場選手に期待をしたり、歯がゆく思ったりする事が無くなったので、人々は「馬場!」から「馬場さん!」に変わってしまったのではないか?」


そう思ってしまったからです。


昨今の「見直され感」(?)から、

テレビの共演者や、街頭でインタビューされたファンたちが、気軽に

 「出川!」「出川!」

と、呼び捨てにしづらくなった出川哲郎さん。


出川さんご本人や、元々のファンの人たちも、もしかしたら、

「出川さん!」 ではなく「こらっ!出川!」 「出川、キモい!」と

みんなに言われていた頃のほうが、

「現役感」を感じて、心地良かったのかも知れませんね。

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