喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

「あっ!あぶない!!」(2)

確かに、私の大好きな全日本プロレスの 四天王時代 にも、危険な技が沢山飛び出しました。

しかし、プロレスの技とは、相手を倒して勝利を掴みとるために繰り出すもの! プロレスは真剣勝負! と信じて疑わなかった当時の私たちプロレスファンは(今でも信じているけど)

ああ、ここまでやらないと勝負は決まらないんだ、と選手の体を心配しつつも、納得して応援していました。


実際、三沢選手も

  川田選手とのシングルマッチで命を削るような攻防を繰り返し、えげつない技でトドメを差し、試合後のインタビューでアナウンサーから

大変な試合でしたが!?

と問われた時、

「アイツは強かった、こうでもしないと何度でも立ち上がって向かって来ただろう。こうするしかなかった.....悲しい.......」と、今にも泣きそうな顔をして答えていました。


そうやって「プロレス真剣勝負」の幻想を守っていたのか、

それとも、本当に真剣勝負だったのか.............


私はその三沢選手の言葉を聞いて泣きそうになっていました。


しかし、現在のプロレスファンの多くの人は、レスラーがその様な発言をしても、「しらじらしいなあ」

  「あんたが勝つブックなんだろ」

と、思うのではないでしょうか?


そんな時代に勝利を掴みとる為でなく、会場を沸かす為だけに危険な技を仕掛けあわないといけない、未来のある若いレスラーたちを見ていると、

天国の小鉄さんと一緒に


  「あっ!あぶない!!」

 と、叫びたくなるのです。

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