喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

飯伏幸太とオスプレイの残酷プロレス

1・4新日本プロレス東京ドーム第一試合は、途中までは素晴らしい試合だったのに

最後は「残酷ショー」となりました。


どう見ても危険な状態の飯伏選手に、「試合を綺麗に完結させよう」と、必殺技を繰り出したオスプレイ選手。


それを許したレフェリー。


これは総合格闘技で言えば

「意識の飛んでいる選手にパウンドを打ち続けさす」ようなもの。


そんなことをしてしまえば世間から批判をあび、レフェリーもペナルティーをおうでしょう。

プロレスだからと言って許される事ではないはず。


飯伏選手には気の毒ですが、原因の一端は彼にもあると思います。


後頭部への危険な膝げりなど、当たりの強い攻撃を喰らったオスプレイが


「そっちが、その気なら!」


と、普段はやらないぶちギレた攻撃でやり返した結果のアクシデントに思えたからです。



まるで、プロ野球で危険球を喰らった外人選手がピッチャーに襲いかかり、パンチを降り下ろすような状態といえるでしょうか。



プロレスとは、お互いの信頼関係で成り立つもの。この試合には、それがなかったと言うこと。



この日のメインの棚橋選手とケニー・オメガは、試合まで、あれだけ言い争いをして、お互いを否定しあって、憎悪をぶつけ合ったのに、試合は美しく最高の形で成立していました。


これこそが、棚橋選手の言う


「品のあるプロレス」王道、正道のプロレスでしょう。


棚橋選手と飯伏選手の

経験の差、人間力の差、プロレス力の差が現れたドーム大会でした。


それにしても心配なのは飯伏選手の容態です。本当に早く、元気な姿で出てきてほしいものです。

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