「ジャンピング.ネックブリーカーが出た!」
子供の頃、深夜一時を回ったあたり。
ジャイアント馬場の"ジャンピング.ネックブリーカードロップが炸裂。
「でた!!!」
「出ました❗❗❗」
「くぅ~~~~~~~❗❗❗❗❗❗」
のけぞって大喜び!!
そりゃ嬉しいでしょう!
一年に一回、
いや、運が悪けりゃ二年以上見られない
馬場選手の
"フィニッシュ.ホールド"
「そんな馬鹿な!馬場は一年に一回しか、フィニッシュせんのかい?!」
今のプロレスファンは、そう思うかもしれません。
しかし、事実は事実。
「だったら、それはフィニッシュホールドとはいわないよ!」
それはそうかもしれないが、どの本にも、どのプロフィールにも
必殺技=ジャンピング(ランニング)ネックブリーカードロップ
と、書いてある。
ファイプロの必殺技もだ。
そんなレスラー他にいます?!
今のプロレスラーなら、毎試合必ず"必殺技"出すでしょう?
ファンは「あっ、出たからキマルな!」 でしょう?
我らが馬場選手の必殺技は、
「見た!!」
「ついに出た!!!」 であり、
その日はフトンの中に入ってもドキドキして眠れません!
次の日学校に行っても思い出すのはジャンピング.ネックブリーカーのことばかり。
しかし、同時に
「昨日出たから、次に出るのは一年以上先だろうなあ.........」
という寂しい覚悟もできている。
なんて罪な技よ!なんて罪なレスラーよ!
ジャイアント馬場!!
今のプロレスラー、一回の試合で全部見せないと気がすまないもんね。
ファンも全部見ないと楽しめないもんね。
それが試合をワンパターンにしている。
試合をつまらなくしている。