喫茶店のマスターのプロレス昔ばなし。

50歳を越えた「マニア」まではいかないプロレスファン(特に馬場全日本)の気楽な昔ばなし。話し相手募集中です。

「ジャンピング.ネックブリーカーが出た!」

 子供の頃、深夜一時を回ったあたり。


ジャイアント馬場の"ジャンピング.ネックブリーカードロップが炸裂。


  「でた!!!」


  「出ました❗❗❗」


  「くぅ~~~~~~~❗❗❗❗❗❗」


  


   のけぞって大喜び!!


そりゃ嬉しいでしょう!

一年に一回、

いや、運が悪けりゃ二年以上見られない

馬場選手の


 "フィニッシュ.ホールド" 







「そんな馬鹿な!馬場は一年に一回しか、フィニッシュせんのかい?!」



今のプロレスファンは、そう思うかもしれません。

     しかし、事実は事実。




「だったら、それはフィニッシュホールドとはいわないよ!」




それはそうかもしれないが、どの本にも、どのプロフィールにも 

必殺技=ジャンピング(ランニング)ネックブリーカードロップ  

と、書いてある。

ファイプロの必殺技もだ。





そんなレスラー他にいます?!




今のプロレスラーなら、毎試合必ず"必殺技"出すでしょう?

  ファンは「あっ、出たからキマルな!」               でしょう?


我らが馬場選手の必殺技は、


「見た!!」


「ついに出た!!!」 であり、


その日はフトンの中に入ってもドキドキして眠れません!


次の日学校に行っても思い出すのはジャンピング.ネックブリーカーのことばかり。


しかし、同時に



「昨日出たから、次に出るのは一年以上先だろうなあ.........」


という寂しい覚悟もできている。


なんて罪な技よ!なんて罪なレスラーよ! 


 ジャイアント馬場!!



今のプロレスラー、一回の試合で全部見せないと気がすまないもんね。

ファンも全部見ないと楽しめないもんね。




それが試合をワンパターンにしている。


試合をつまらなくしている。

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