レスラーは消耗品?(2)
(前回からの続き)
そもそも、レスラーが怪我をしたとき
記事やコラム等で
「しっかり怪我を治してから・・・」とか
「焦らずに完治してからの復帰を・・・」
などという意見が出ますが、人間の体は消耗していくものなので、なんでもかんでも元通りに治るとは、限りません。
マンガや映画の主人公ならば
大怪我をしても包帯を巻いてベットで寝ていれば、すぐに治って次の回には出てくるし、いくら顔面を殴られても歯は折れません。
しかし現実には大怪我をすれば、ヒドイ後遺症が出る場合があるし、顔を殴り続けられれば大切な永久歯を失ってしまいます。
ある格闘家が言っていました
「怪我に完治は無い」
のだと。
何か、長い欠場の後
レスラーが復帰してくるとファンは安心して
「ああー良かった」
「これから取り返そうぜ!」
と、(これにて一件落着)みたいになるけれどレスラー本人は後遺症で頭痛がヒドイ、体が上手く動かず前の様なファイトが出来ない
などと、一生悩んでいくのかもしれません。
高橋ヒロム選手は、最近のプロレスラーの中では一番と言って良い位
"プロレス愛"
を感じさせる選手でした。
センスも抜群、
しかもまだ二十代の若者です。
神よ!
もしもプロレスの神様がいるのなら
どうか、どうか、彼の体を元通りにしてあげてください!
そして事故、怪我、欠場当たり前の現在のプロレス団体が
1日も早く考えを改めてくれますように。