どうして来ちゃたの?謎の来日外人レスラー(5)
(前回からの続きです)
この試合で私はラリーヘニングのことが大好きになってしまいました。
しかしヘニングは、このシリーズを最後に二度と来日することはありませんでした。
そして三年後に、ひっそりとレスラー生活を引退しています。
逆に、勝ったブロディ、スヌーカ組は
そのままの勢いで
優勝をさらってしまいます。
しかも優勝決定戦には、当時の新日本プロレスのナンバーワン外人レスラー、
スタン.ハンセンを引き連れて入場し、試合終盤、テリーファンクを場外でラリアットで失神させるという、大サプライズ!
これからの全日本プロレスの新しい時代の流れを決定付ける歴史的なシリーズとなってしまった、この"81 世界最強タッグ決定リーグ戦"ですが、何よりも私の心に残ったのはヘニングのナイスファイトでした!
そして、一見地味で「何しに来たんだ!?」
と思いたくなる、一流とはいえない来日外人レスラーにも、深く見てみれば
それぞれに歴史や存在理由があるのだと、改めて思わされたシリーズでもありました。